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ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は15日、ホーチミン市タンソンニャット国際空港に乗り入れる車両に対する料金徴収のキャッシュレス化を試験的に開始した。
国内の空港がキャッシュレス料金徴収システムを導入したのはこれが初めて。
この試行事業では、「タップアンドゴー(tap and go)」および無線通信によって個別情報を読み書きする自動認識(RFID)を駆使したノンストップ自動料金収受システム(ETC)の2つの方式による料金徴収を行う。空港に乗り入れる車両の運転手は、銀行口座、QRコード、電子財布、ETC用タグを保有すれば、このサービスを利用することができる。
同空港はテト(旧正月)時期になると、帰省者や帰国する越僑(在外ベトナム人)などで過密状態になるため、人の移動が激しくなるテト前にシステムを導入し、混雑の緩和に繋げたい考えだ。
専門家によると、現金で乗入料金を支払う場合の決済所要期間が約2~3分であるのに対し、キャッシュレス決済の所要期間は約30秒程度に収まり、渋滞の緩和に繋がるだけでなく、料金徴収の透明性も向上するという。