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南部メコンデルタ地方ドンタップ省タインビン郡フーロイ村(xa Phu Loi, huyen Thanh Binh)で建設中のロックセン(Roc Sen)橋の建設現場で12月31日午前11時半ごろ、スクラップ鉄を拾おうと工事現場内に立ち入った少年が地中に打ち込まれたコンクリート管内に落下した事故で、同省人民委員会は4日午後6時ごろ、少年の死亡を発表した。
死亡したのは、同村在住のT・L・H・N君(10歳)。N君は貧しい家庭に生まれ、小柄で痩せこけていた。N君は、家計を助けようと、友人らと共にスクラップ鉄を拾っている間に直径25cm、長さ35mのコンクリート管内に落下した。
事故が発生してから30分後に救助隊が現場に到着し、救出作業を開始したが、100時間をかけてもN君の救出には至らなかった。救出作業には数百人が動員され、さらにクレーン2台、掘削機4台、はしけ5艘、掘削装置1台など多くの機械設備も導入された。
N君が落下したコンクリート管はまだ地中から抜くことができておらず、救助隊は遺体を収容すべく作業を続けている。なお、第9軍区は簡素な小屋に住んでいるN君の遺族に住まいを提供し、両親が定職に就けるよう支援することを約束した。