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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で、公安省治安捜査局(A09)は22日、ブー・ホン・ナム前駐日ベトナム特命全権大使(男・59歳)を収賄容疑で逮捕した。
この他、同日にはハノイ市人民委員会のチュー・スアン・ズン副主席(男)が収賄容疑で、ビナミチ社(Vina MiChi)社長のファム・ティ・ビック・ハン容疑者(女)が贈賄容疑でそれぞれ逮捕された。
公安省事務局長 兼 報道官のトー・アン・ソー中将によると、前述の容疑者3人の逮捕状は最高人民検察院が承認した。
同事件では、最初の容疑者が1月下旬に逮捕されてからこれまでに、トー・アイン・ズン外務次官(男・58歳)や、ファム・ビン・ミン第一副首相(外交担当)補佐官のグエン・クアン・リン容疑者、外務省傘下領事局の要職のほか、政府官房傘下の国際関係局や保健省傘下の医療設備工事局、公安省傘下の出入国管理局の幹部、旅行会社など複数の会社の役員など、事件に関与した38人もの容疑者が起訴され、捜査を受けている。
同事件に関連し、ベトナム共産党中央監査委員会は20日と21日の両日に、外務省共産党委員会幹事部(2021~2026年任期)の責任を問う会合を開き、政治局と書記局に対し、ブイ・タイン・ソン外相(共産党中央執行委員・外務省共産党委員会書記)とナム前駐日ベトナム特命全権大使に処分を下すよう要請していた。