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7日に開かれたハノイ市人民評議会(市議会)の会合でグエン・フィー・トゥオン交通運輸局長が報告したところによると、同市には自動車100万台を含む700万台の車両が登録されており、人口は1000万人に達している。
過去10年間で、同市登録の自動車の台数は30倍に増えた。しかし、車両が年平均+4.0~5.0%増加しているのに対し、交通用地の年平均増加率は+0.3%程度に留まっている。この不均衡により、市内の渋滞地点の数も増加傾向にある。
トゥオン局長は、タインチー(Thanh Tri)橋と環状3号線の交通量は設計上の交通量のそれぞれ8倍、6倍にも達していると指摘し、「環状2号線の高架区間が開通すれば、高架区間からも車両が流入するため、ガートゥーソー(Nga Tu So)エリアで激しい交通渋滞が発生するだろう」と述べた。
トゥオン局長は現状を踏まえ、同市人民評議会に対し、市の交通事業に予算を配分するなどして公共投資を優先するよう要請した。
なお、同市の廃水処理について、市は2025年までに処理率を50%以上に引き上げることを目標に掲げているが、現在の処理率は28%程度に留まっている。建設中のイエンサー廃水処理場が計画通りに2025年に稼働を開始すれば、目標を達成することが可能だという。