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ベトナム国立水文気象予報センター(NCHMF)によると、北部から北中部にかけての地方と西北部の一部の地方にこの冬一番の寒気が流れ込んでいる。北部一帯と山岳地帯、北中部地方タインホア省から同クアンビン省にかけての地域が冷え込んだ。ハノイ市では1日の最高気温が15~17度、最低気温は12~14度だった。
ハノイ市では風と霧雨が寒さに追い打ちをかけた。ファムフン通りやレバンルオン通り、チュンキエン通り、ハンカウ通りなどでは、夜になって寒さに耐えられなくなった人達が、路上で焚き火をする光景が多く見られた。
チュンキエン通りのレストランで駐輪場警備の仕事をしているタックさん(男性・60歳)は、午後から夜中の12時までが勤務時間で屋外での仕事が続く。「寒すぎて厚着をしても効果がないので、お客さんがいない時に木切れを拾っておいた。焚き火でもしないとこの寒さは耐えられない」と話した。
ホアンカウ通りで焼きトウモロコシの屋台を出している店では、料理用の石炭ストーブをお客に提供していた。店の主人は「ストーブを出さなければ、誰も店に寄ってくれないだろう」と語った。