(C)Cong Luan 写真の拡大. |
ハノイ市人民委員会はこのほど、持続可能な生産・消費に関する国家行動プログラムの実施に向けた2023年計画第293号/KH-UBNDを発表した。
計画によると、市当局は企業各社に対し、革新的なソリューションやイノベーションを生産・ビジネス分野に適用して資源や燃料・原材料を効果的に使用していく。さらに、廃棄物の発生削減を支援し、循環経済と持続可能な開発を促進していく。
その一環として、持続可能なサプライチェーン開発の構築を促進し、エコラベルが貼られた環境に優しい商品の流通を推奨する。また、全て伝統的市場で、使い捨てのプラスチック製レジ袋の使用を終了し、環境に優しいレジ袋に切り替えていく。
2023年末までに、縫製・飲料・酒造・鉄鋼・プラスチックなどの製造業における原材料の消費量を▲3~4%削減する。また、持続可能なライフスタイルと消費についての意識を高めるための情報周知を行う区・郡・町の割合を70%とし、持続可能な生産と消費について高い意識を持つ割合を工業エリア(中小企業向けの小規模工業団地)・工業団地で80%、伝統工芸村で50%とする。
プラスチックごみの海洋流出に対する国際的な監視や批判が強まる中、政府はスーパーマーケットや商業施設でのプラスチック製使い捨てレジ袋の提供を2026年から禁止することを検討中。
これに関連し、ベトナム当局は2025年までにスーパーマーケット・商業施設で使用するレジ袋の100%を環境に配慮した袋に切り替えることを目標に掲げており、2026年以降は、買い物客に使い捨てビニール袋を提供するスーパーマーケット・商業施設に対して罰金を科す方針。