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米国への留学生数に関する調査を実施しているIIE(米国国際教育研究所)が14日に発表した最新レポート「オープン・ドアーズ(Open Doors)」によると、新型コロナの影響もあり、2019年以降はベトナムからの留学生が減少を続けているが、出身国別の留学生数では今回初のトップ5に入った。
2021~2022年度における米国への留学生は、世界200か国・地域から集まった94万8000人で、前年度から+4%増加した。このうち、ベトナム人学生数は全体の約2%を占める2万0713人で、前年度比では▲4.2%の減少となった。
ベトナム人留学生は、◇2018~2019年度:2万4392人、◇2019~2020年度:2万3777人、◇2020~2021年度:2万1361人と連続で減少しており、特に、米国国内で新型コロナの感染が拡大した2020~2021年度は前年度比▲9%と大きく減少した。なお、2018~2019年度に減少に転じる以前、ベトナム人留学生は18年連続で増加していた。
2021~2022年度は2万0713人で、引き続き減少となったが、出身国別の留学生数ではベトナムが今回初のトップ5に入った。これ以前にベトナムは、2010~2011年度に8位、2014~2015年度に9位、2015~2016年度に6位となり、これ以降はずっと6位をキープしてきた。
出身国・地域別での留学生数1位は、中国の29万0086人(前年度比▲8.6%減)で、全留学生の31 %を占めた。以下、◇2位インド:19万9182人(同+19%増)、◇3位韓国:4万0755人(同+3.2%増)、◇4位カナダ:2万7013人(同+7.4%増)となっている。