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東北部地方バクカン省チョドン郡(huyen Cho Don)で最近、同郡に住む736人もの子供が突然発熱し、このうち8歳の女児が死亡した。同省保健局のビー・ズイ・トゥエン副局長が明らかにした。
検査の結果、その大半がB型インフルエンザウイルスに感染していることが確認された。
チョドン郡医療センターの小児科では、25日の時点で60人以上の子供が入院し、治療を受けている。郡内の各村の診療所でも、高熱の症状で受診する子供の数が急増している。子供たちの大半は園児や小学生だ。
バクカン省疾病管制センターによると、10月上旬から感染が拡大し、バンルン町(thi tran Bang Lung)小学校を中心に、郡内のほぼすべての村で集団感染(クラスター)が発生した。
子供らは、上気道感染症(かぜ症候群)、38.5~40.0度の高熱、咳、喉の痛み、倦怠感などの症状で入院しているが、呼吸困難や皮下出血といった症状は見られない。抗生剤や解熱剤、抗炎症剤を投与され、重症化したケースは確認されていない。
なお、死亡した女児は24日午前に40.5度の高熱と昏睡状態でチョドン郡医療センターに救急搬送されたが、同日午前中に死亡が確認された。遺族によると、女児は2日前に高熱を出し、23日午後に地元のクリニックで点滴を受けたという。