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ハノイ市疾病管制センター(CDCハノイ)によると、犬を屠殺した2か月後に狂犬病で死亡したケースが確認された。
死亡したのはメ―リン郡バンイエン村(xa Van Yen, huyen Me Linh)在住の50歳の男性。男性は2か月前、親族と共に2匹の犬を屠殺した。犬2匹は村で5か月以上飼育されていたもので、どちらも健康だったが、予防接種は受けていなかった。
男性が犬を屠殺した時に噛まれたり怪我をしたりしたかどうかは不明。男性は狂犬病ワクチンや抗狂犬病血清の接種を受けていなかった。死亡する数日前から頭痛や発熱、倦怠感、息切れに加え、恐水や恐風、恐光などの症状が現れ始めた。
男性は同郡病院に搬送され、B型インフルエンザウイルスに感染したと診断されて治療を受けたが、精神錯乱を起こすなど重症化した。その後、バックマイ病院に転送されたが、同院で死亡が確認された。検査の結果、狂犬病ウイルスに感染していたことが確認された。
CDCハノイによると、2022年年初からこれまでに同市で2人が狂犬病で死亡した。