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南中部沿岸地方ダナン市は14日、記録的な豪雨に見舞われて市内が広範囲にわたって冠水し、バイク1万5000台以上が水に浸かってエンジンが動かなくなった。こうした状況を知った南中部沿岸地方クアンナム省のノンソン郡とタンビン郡のバイク整備士らのグループは、ダナン市で無料でバイクの修理を行った。
リエンチエウ区トンドゥックタン通りのコーティエンサイン幼稚園では16日、ノンソン郡から来た整備士グループが修理に当たった。整備士のグエン・ニョー・ハウさんは、「ダナンの洪水で学生や労働者のバイク多数が水に浸かったことを知り、整備士仲間で誘い合って来ました。メンバー約20人が2班に分かれています。修理は無料です。交換する必要のある部品の費用はバイクのオーナーに負担してもらいますが、原価で販売しています」と語った。
ハウさんによると、グループは往復の交通費や宿泊費は自腹で、外部からの支援金は受け取っていないという。15日正午ごろから翌16日正午ごろまでの1日で、数百台を修理した。グループは別の2か所でも修理を行った。
タンビン郡の整備士グループは、カムレ区のイエンテー通りで無料修理を実施した。さらに、市内のドンアー大学のSOS隊は3班に分かれて、学生が多く暮らす住宅地区に出向いて無料修理を行った。