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ホーチミン市人民委員会はこのほど、市直轄トゥードゥック市の権限拡大措置の試行を決定した。措置の適用期間は12月23日から2024年末まで。
トゥードゥック市は、行政区としては区・郡・町(thi xa)レベルと同じだが、今回の決定により、トゥードゥック市当局は一部の分野について区・郡・町の人民委員会にはない権限を持てることになる。
詳細は以下の通り。
◇建設・環境・都市分野:土地収用・立ち退き補償・再定住の策定の全プロセス、縮尺1:500の都市計画図策定の全プロセスなど。
◇司法分野:法律実務を行う組織に関する違反の調査・処分、苦情や告発の解決、公的資産の購買調達など。
◇経済・予算分野:第1級の伝統的市場の管理、第2・3級の伝統的市場の設立など。
◇文化 ・教育・情報・社会・科学分野:報道機関の検査、公共事業の命名、芸術パフォーマンスの許可、トゥーティエム・ホーチミン短期大学とトゥードゥック経済技術短期大学の主管など。
トゥードゥック市は2020年末に2区、9区、トゥードゥック区の東部3つの区を合併して設立された国内初の市直轄の市。面積は211km2、人口は100万人余り。ホーチミン市の域内総生産(GRDP)の3分の1、全国の国内総生産(GDP)の7%相当に貢献するとみられているが、権限が少ないため、潜在的可能性を発揮できていないのが現状だ。