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ホーチミン市人民裁判所は16日、同市1区と同市直轄のトゥードゥック市を結ぶ第2トゥーティエム橋で排水口の蓋計44枚を盗んだとして窃盗の罪に問われていたグエン・バン・タイ被告(男・50歳、ビンタイン区在住)に禁固2年の判決を言い渡した。
被告は生活費を得るため、第2トゥーティエム橋で排水口の蓋を盗んで売却することを思いつき、5月3日早朝にバイクで橋を訪れると、32枚の蓋を盗んだ。その後、ビンタイン区グエンフウカイン(Nguyen Huu Canh)通りにある買い取り業者に持ち込み、1kg当たり1万VND(約60.2円)で売却。盗んだ蓋の総重量は70kgあったので70万VND(約4210円)の収入になった。
これに味を占めた被告は5日早朝、さらに12枚の蓋を盗んで、別の買い取り業者に同様の条件で売却。ただし、実際の価値は最初に盗んだ32枚で1100万VND(約6万6300円)余り、次に盗んだ12枚で410万VND(約2万4700円)の価値があったとされる。
被告は法廷で、自分は読み書きができないと述べ、早朝に橋を通った時、簡単に排水口の蓋が外れることを発見して盗もうと考えた。最初に橋を訪れた時は盗むつもりはなかったと話した。なお、蓋を売って得た金は家賃の支払いに使ったという。
裁判所は、数々の窃盗を働いた被告の人格に問題があるとし、厳格な処分が必要と判断。禁固2年の判決および賠償金として1520万VND(約9万1600円)の支払いを命じた。