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グエン・チー・ズン計画投資相は14日、「2021~2030年の国家マスタープランおよび2050年までのビジョン」案を同プラン審査評議会の会議で説明した。2017年計画法に従って、初めて策定される国家マスタープランとなる。
ズン氏は、マスタープランの策定は現在の開発状況を再評価し、実質的かつ総合的に国の開発空間を編成する機会になるとし、同プランで国土の開発方向を具体化し、開発空間や開発ロードマップ、開発リソースを形にすると強調した。
評議会の委員らは、経済成長の方向性について、◇首都ハノイ市を中心とするハノイ市−ハイフォン市(北部紅河デルタ地方)−クアンニン省(東北部地方)の三角地帯を成長の牽引役として、北部の重要経済地域を発展させること、◇南部ではホーチミン市を中心とするホーチミン市−ビンズオン省(東南部地方)−ドンナイ省(同)−バリア・ブンタウ省(同)の四角地帯を成長の牽引役として、南部の重要経済地域を発展させることなどの内容に賛意を示した。
ズン氏によると、今回の会議や文書による意見を参考に各省庁と連携して内容を検討し、マスタープラン案を政府に提出。政府の承認を経て、国会に上程する予定だ。