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ホーチミン市3区警察は3日、市中心部で多発していた水道メーター窃盗事件の容疑者を逮捕したと明らかにした。容疑者は、警察から逃れるため、髪をそるなどして外見を変えた上、証拠品を川に投げ捨てるなどの隠ぺい工作を働いていた。
逮捕されたのは、住所不定のチャン・クオック・ダイ容疑者(男・41歳)。同容疑者は、市中心部の民家に設置された水道メーター数十台を盗んだ疑いが持たれている。同容疑者は、この8年間麻薬を使用していたことを自白。家出して、あちこちを自転車で放浪しながらペットボトル拾いで生計を立てていた。
今年8月、同容疑者は1区と3区で約40台の水道メーターを盗んで1台7万VND(約407円)で売却して荒稼ぎしていたが、捜査網を広げていた警察によって9月1日に逮捕された。
警察によると、同容疑者には多くの前科がある。水道メーターの窃盗事件を起こした後、自身が追われていることを知ると、警察の目を欺くため、髪をそって外見を変えて自転車も処分。さらに、証拠品を川に捨て、活動拠点を変えるなどしていた。
3区警察の代表者は、「水道メーター窃盗に関する知らせを受けた時、薬物中毒者による犯行だと目星をつけた。麻薬が横行している地区を捜査したところ、容疑者を発見し逮捕した」と語った。