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南中部高原地方ザライ省クバン郡ダクロン村(xa Dak Rong, huyen Kbang)で23日午前、タケノコを採りに森に入っていた地元住民らが木と木の間に吊るされたハンモックと2人分の人骨を発見し、ダクロン村警察に通報した。
人骨が発見されたのはダクロン村と南中部高原地方コントゥム省コンプロン郡ヒエウ村(xa Hieu, huyen Kon Plong)が接する地点。ダクロン村警察から報告を受けたクバン郡警察が直ちに現場に直行し、初動捜査を行った。
人骨2体のうち1体はハンモックの上に、もう1体は地面に横たわっていた。人骨の周囲からはスーツケースや懐中電灯、ライターなどが見つかっている。死後7~8か月経過していると見られ、現時点で性別も不明だという。
クバン郡では最近、行方不明者の捜索願が出ていないことから、死亡したのは他の地域から入域した人物と見られている。
クバン郡警察は身元を特定すべく調べを進めていたが、身元や遺族の特定は不可能と判断し、ダクロン村人民委員会に遺骨を引き渡した。ダクロン村人民委員会は25日、遺骨の引き渡しを受けたと発表し、規定に従って埋葬する方針を明らかにした。
同地域に多く居住する少数民族のバナ族の風習では部外者を地域内の墓地に埋葬することができないため、ダクロン村人民委員会はクバン郡当局に意見を仰いだ上で、同郡クバン町にある郡の墓地に埋葬する見通し。