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米国食品大手のゼネラル・ミルズ(General Mills)が展開するアイスクリームブランド「ハーゲンダッツ(Haagen-Dazs)」の一部商品から微量の発がん性物質「エチレンオキシド(ethylene oxide)」が検出され、世界各国・地域で回収が行われている問題で、ベトナム国内で同ブランドの流通を手掛けるアンナム食品(An Nam Food)は、対象商品を拡大する形で回収を強化している。商工省傘下の競争・消費者保護局が22日に明らかにした。
アンナム食品はこれに先立つ7月末、ハーゲンダッツのバニラアイスクリーム7953個(100mlと473ml)の回収を発表していた。
同社はこのほど、ベルギーチョコレート、クッキー&クリーム、キャラメル、アーモンドなどのフレーバーのアイスクリーム合わせて1419個(80~473ml)を追加回収すると発表した。
これにより、ベトナム国内市場で回収されるハーゲンダッツのアイスクリームは9372個となる。既に販売された商品は、アンナム食品の営業所や代理店などで返品することが可能。
問題のエチレンオキシドについて、ゼネラル・ミルズは、同社のサプライヤーから納入されたバニラエキスに由来する可能性があると説明している。