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7月1日から発給が始まったベトナムの新デザインの一般旅券(パスポート)の所持者に対し、ドイツが査証(ビザ)の発給を一時停止している問題で、駐ドイツ・ベトナム大使館は、ベトナムとドイツの管轄当局が問題解決に向けた話し合いを進めている間、新デザインのパスポートを所持しているドイツ在住ベトナム人に対してドイツ語による出生地証明書を無料で一時発行する方針を明らかにした。
これに先立ち、ドイツ側は新デザインのパスポートに対するビザの発給を一時停止する理由について、新デザインのパスポートに所持者の「出生地」が記載されておらず、ドイツ国内の管轄機関による本人確認が難航しているため、現在のところこのパスポートがドイツ国内では認められていないと説明していた。
この問題を受けて、新デザインのパスポート所持者に既に発給したビザについて、ドイツの外交機関は、ドイツ国境で入国を拒否されるリスクが高いとして、問題のパスポートとビザを利用してドイツに入国しないよう勧告した。