(C)Bao Chinh Phu 写真の拡大. |
外務省のファム・トゥー・ハン副報道官は21日に開かれた定例記者会見で、国家財政の「破産」を宣言したスリランカに暮らすベトナム人の保護と支援を急いでいると明らかにした。
深刻な経済危機に陥っているスリランカでは、大統領公邸をデモ隊が占拠。国外に脱出していたマヒンダ・ラジャパクサ大統領が辞任を表明した。こうした中、ベトナムの管轄機関は、現地在住ベトナム人の保護を急いでいる。
駐スリランカ・ベトナム大使館によると、同国には約300人のベトナム人が生活していたが、既に大半が国外に避難。ただし、残っている人々については、燃料や電力などの不足、物価の急上昇により生活が困窮している状況だという。
大使館は現在、現地在住のベトナム人らを定期的に訪問し、特に苦しい生活を強いられている人々には生活必需品を贈るなどして支援しており、引き続き現地のベトナム人コミュニティと密接に連絡を取り合っていく方針。