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ホーチミン市パスツール研究所のグエン・ブー・トゥオン副院長は21日に開かれた保健省の会議で、新型コロナウイルスのオミクロン株の「BA.2」の亜系統である「BA.2.12.1」が、南部の一部の感染者から確認されたと明らかにした。
トゥオン副院長によると、パスツール研究所で30件余りのサンプルのウイルスのゲノム(DNAの遺伝情報)解析を行った結果、南部では「BA.5」と「BA.4」が主流となり、これまで主流だった「BA.2」の割合は約30%に減っていることがわかった。さらに、直近3~4週間にはデルタ株も再び出現しているという。
2021年にはベトナムでもデルタ株が猛威をふるったが、今年に入ってオミクロン株に取って代わったことから、入院患者や死亡者の数は大きく減少した。