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ホーチミン市1区のサイゴン動植物園はこのほど、園で飼育している象の糞をリサイクルして作った紙「ゾウさんペーパー」を発表した。
この「ゾウさんペーパー」は、ホーチミン市工業大学(HUTECH)の学生らが園と協力して研究・生産したもの。8か月の研究期間を経て、完成品を初出荷した。化学薬品は一切使用せず、粉末状にした象の糞100gから7〜8枚の紙を作ることができるという。
象の糞のリサイクルにより環境保護に繋がるだけでなく、園としては市民に象の保護活動にも興味を持ってもらいたいと考えている。「ゾウさんペーパー」は生産量が限られるため、商品化することは出来ないが、児童教育施設などに寄付する方針。