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ホーチミン市交通運輸局によると、2018年8月に路上駐車料金の新制度を導入してから2020年12月までの2年半近くの間に徴収した駐車料金の総額は40億5700万VND(約2400万円)、2021年1月から2022年2月までの1年余りの間に徴収した金額は32億0600万VND(約1860万円)だったという。
2020年2月から2022年2月までの間に1909件の違法路上駐車を処分し、計4億2800万VND(約250万円)の罰金を科した。
2019年5月から路上駐車料金の徴収を担当している同市人民委員会傘下のボランティア・ユース公益サービス(Besco)によると、年別でみると2021年に徴収した路上駐車料金は20億VND(約1160万円)程度に留まり、採算が取れない状況だという。
その原因として、◇多くの運転手が路上駐車料金の支払いを拒否したこと、◇路上駐車料金徴収制度の対象道路に面する多くの店舗が路上を占有していること、◇2021年に長期間にわたり社会的隔離措置が適用されていたこと、などが挙げられる。
同市では、繁華街の道路20本で路上駐車料金の徴収が行われている。料金は車両によって異なるが、時間単位で請求され、最初の1時間は2万~2万5000VND(約116~145円)となっている。
なお、ホーチミン市交通運輸局は、違法路上駐車の処分を強化すると共に、同市人民委員会に対し、路上駐車料金徴収の対象道路の数を増やして計51本とするよう提案する方針を明らかにした。