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ホーチミン市当局は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療を担う仮設病院56か所の建設費2830億VND(約16億4000万円)について、企業に900億VND(約5億2000万円)を支払っただけで、残る1930億VND(約11億2000万円)は資金不足のため支払いが滞っている。
これは、同市人民委員会傘下の土木工事建設投資プロジェクト管理委員会のグエン・バン・チュオン副委員長が、14日に開かれた同市人民評議会の会合で報告したもの。
仮設病院56か所は主にマンションや学校の校舎などに設置されたため、建設費の内訳は酸素輸送管や機械設備の設置費用、酸素ボンベのレンタル料などだった。仮設病院で使う医療器具は、医療機関が導入を担当していた。
土木工事建設投資プロジェクト管理委員会は、同市人民評議会に対し、企業に建設費を支払うための資金を配分するよう要請した。
なお、同市の仮設病院の大半が既に閉鎖されており、活動を継続しているのは第13仮設病院のみとなっている。