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地元メディア「Zing」によると、11日午後、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)で使用する車両17編成のうち少なくとも2編成がスプレーで落書きされているのが見つかった。
メトロ1号線の車両は5月に最後の2編成がベトナムに到着。各車両はテスト走行のため、同市直轄トゥードゥック市のロンビン街区にあるデポに置かれていた。ホーチミン市メトロ管理委員会(MAUR)は現時点で詳細を把握しておらず、調査中とのこと。
メトロ1号線では17編成(3両編成、計51両)を使用。これに先立つ2020年10月に最初の車両が、2021年5月に2~3編成目、6月に4~5編成目、7月に6~7編成目、12月に8~11編成目の車両が納入された。今年に入ってからは3月に12~15編成目、5月に最後の16~17編成目が到着していた。
メトロ1号線は全長19.7kmで、14駅(うち高架11駅、地下3駅)を設置する。同案件は今年5月時点で作業の90.5%が完了しており、2023年末に完成する見通し。
なお、弁護士によると、車両への落書きは器物損害罪に当たり、犯行を行った者は刑法で罰せられ、禁固刑や罰金処分が科される可能性があるとしている。