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ホーチミン市人民委員会は2日、2021年~2030年の郡・区の再編計画に関する会議を開催した。市は、◇カンゾー郡、◇クチ郡、◇ホックモン郡、◇ビンチャイン郡の4つの郡を市直轄市に格上げし、ニャーベー郡を区に再編する方針を示している。
市直轄市、区、郡は、行政区としては同レベルだが、郡は農村部、市直轄市と区は都市部に該当し、地方自治体の組織構成や発展度合いが異なっており、市直轄市または区に再編することでインフラ整備が加速すると期待されている。
調査結果によると、市直轄市と区に求められる基準(人口やインフラなど計30項目)の達成度合いについて、ビンチャイン郡が30項目中26項目を満たして達成度合いが最も高かった。一方、カンゾー郡は30項目中19項目を満たすに留まり、達成度合いが最も低い水準となっている。
5つの郡の再編方針は以下の通り。
◇カンゾー郡:東南アジアの観光都市区と競争可能な高品質リゾートなどを開発し、環境に優しい観光業を展開する緑豊かな都市を目指す。
◇クチ郡:川沿いのエコ観光地やハイテクセンターを開発し、都市型農業に転換する形で農業を再編し、スマートなエコ都市を目指す。
◇ホックモン郡:貿易、サービス、手工芸、農業、エコツーリズム、ハイテク農業、物流業に焦点を当てて都市を開発する。
◇ビンチャイン郡:インフラ開発、イノベーション、スタートアップを中心に開発を進める。
◇ニャーベー郡:インフラ開発を強化し、デジタル経済、デジタル政府の開発に注力する。