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ベトナム不動産仲介協会(VARS)によると、不動産仲介事業に携わっている人の数は全国で約30万人と推定されるが、その大半は免許のないアマチュア仲介者となっている。
一方、不動産仲介資格を持っているのは3万人程度に留まっており、全体のわずか1割に過ぎない。
不動産仲介業者は主にハノイ市とホーチミン市の2大都市に集中しており、不動産仲介会社の社員やアソシエイツ、または独立したアマチュア仲介者として働いている。
しかし、ここ数か月の間に不動産仲介資格の研修を受け、受験する人の数が急増している。
例えば、ホーチミン市建設短期大学によると、2016~2021年の5年間に同校が南部地域全体で実施した試験で資格を取得した人の数は3995人だったが、2022年1~5月期だけで受験者数は2186人と、5年間の合計の過半数に達した。
この背景には、不動産経営法の一部についてガイダンスする政令第2号/2022/ND-CP、また建設分野の行政違反の処分に関する政令第16号/2022/ND-CPが新たに施行されたことがある。新規定では不動産事業の行政違反行為に対する罰金額が旧規定から大幅に引き上げられている。