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ホーチミン証券取引所(HSX)は20日、市場操作に関わった疑いがもたれているレ・ハイ・チャー社長を解任し、副社長のチャン・アイン・ダオ女史を後任社長に任命した。
これに先立ち、ベトナム共産党中央監査委員会は、証券市場活動の管理に関する任務を怠ったとして、国家証券委員会(SSC)のチャン・バン・ズン会長の職務を罷免するとともに、HSXの共産党委員会書記と社長を兼務するレ・ハイ・チャー氏を党除名処分とし、ほかの上級幹部らを警告処分とした。
最近、国内では株の不正取引が多発しており、多くの企業幹部が逮捕されている。3月末には、急成長中の新興不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)のチン・バン・クエット会長ら複数が、4月半ばにはコメ輸出大手ルイスホールディングス(Louis Holdings)のドー・タイン・ニャン会長とチーベト証券[TVB](Tri Viet Securities)のドー・ドゥック・ナム社長が株価操縦の容疑で逮捕された。
HSXの新社長に就任するダオ女史は、1997年にホーチミン市経済大学を卒業後、2000年からHSXで勤務をはじめ、2013年から副社長を務めていた。