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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者向け特別便の認可を巡る汚職事件で、公安省傘下の治安捜査機関はこのほど、会社経営者の女2人を贈賄容疑で新たに逮捕した。
最高人民検察院が今回の起訴と逮捕を承認した。逮捕されたのは、ATAベトナム投資コンサルティング(ATA Vietnam Consultation And Investment)社長のグエン・ティ・トゥオン・ビー容疑者(42歳)、旅行サービスなどを手掛けるGベトナム19(G Vietnam 19)社長のグエン・ティ・ズン・ハイン容疑者(50歳)の2人。容疑者らは刑事法第364条に抵触した贈賄容疑で捜査を受けている。
同事件では、トー・アイン・ズン外務次官(男・58歳)、外務省傘下の領事局の要職4人(領事局長、領事副局長、領事局事務部長、領事局国民保護副部長)、保健省傘下の医療設備工事局と公安省傘下の出入国管理局の職員ら、アンビン・エア・サービス(An Binh Air Services And Tourism Trading)の社長など、事件に関与した多くの容疑者が逮捕された。
容疑者らは、収賄または贈賄の容疑で捜査を受けているが、現時点で具体的な違反内容は明らかにされていない。
なお、新型コロナが2020年に発生してから現在までに1000便以上の特別便が運航され、60か国・地域以上からベトナム人約24万人が帰国したが、この特別便に搭乗するためには、通常より高額な運賃を支払ったり、煩雑な手続きを行ったりしなければならず、問題となっていた。