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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が効率的に封じ込められていることを背景に、ホーチミン市保健局は昨年から全市に設置してきた移動診療所を閉鎖することを決定した。
移動診療所の閉鎖後、自宅療養の感染者の管理は、リスクのあるグループの人々に焦点を当ててデジタルトランスフォーメーション(DX)ツールを通じて地元の診療所が行う。
区・郡レベルの仮設病院も閉鎖し、施設を本来の使用目的に戻す。ただし、地元当局は新型コロナが再燃した場合に早急に仮設病院を再開設できるよう、対策を事前に確保する必要がある。他の仮設病院の一部も閉鎖する。
また、市内のすべての病院は、従来の診療サービスと、新型コロナ患者向けの診療サービスを同時に提供することが求められる。
市内で最高レベルの新型コロナ治療の病院は、◇第1小児病院、◇第2小児病院、◇ホーチミン市小児病院、◇熱帯病病院、◇チョーライ病院、◇トンニャット病院、◇第175軍隊中央病院とする。
同市では4日時点で約5000人の感染者が療養中だが、その大半は自宅療養の無症状・軽症患者となっている。人工呼吸器を必要とする重症患者の数は減少の一途を辿り、現在は20人未満となっている。市内では直近3週間余りの間に新型コロナによる死者が確認されていない。
なお、市全体で感染流行状況レベルがレベル2(中リスク=イエローゾーン)の街区・村は4行政区のみで、残りはすべてレベル1(低リスク=グリーンゾーン)となっている。