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保健省は4月29日、省・市の人民委員会宛てに公文書を送付し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として適用されていた国内移動の際の健康申告措置を正式に終了すると発表した。
保健省によると、ベトナムは全国的に新型コロナを封じ込めており、このところ1日当たりの死者数は10人以下となっている。ワクチン接種率は、12歳以上が96%に達しており、5~11歳の接種も進んでいる。ベトナム国内で使用されているワクチンは、現在流行している新型コロナの変異株に対しても引き続き有効だという。
保健省はこれを踏まえ、省・市の人民委員会に対し、管轄地域内の関連機関に国内移動時(公共交通機関やレストラン、公共施設などを利用する際)の健康申告措置を終了することを指導するよう要請した。4月30日午前0時から適用されている。
地方自治体は引き続き新型コロナの感染流行状況を把握・監視し、クラスター感染が発生すれば早急に対応し、情報周知を主導的に行うことが求められる。
保健省はこれに先立つ4月26日に公文書を発出し、翌27日午前0時から入国者に対する健康申告措置を一時停止すると発表した。