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日本国籍の少年(10歳、ホーチミン市7区在住)が4月上旬に南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市にあるリゾート「センタラ・ミラージュ・リゾート・ムイネー」で溺死した事故について、在ホーチミン日本国総領事館はこのほど、遺族の要望を踏まえビントゥアン省とホーチミン市の関連機関宛てに外交文書を送付し捜査を促した。
少年は4月5日午前10時ごろから子供用のプールで友人3人と一緒に遊んでいたが、10時35分ごろにプールの壁面に設置してあった金属メッシュに吸い込まれているのを友人によって発見された。
プールの深さは1.0m、少年の身長は1.4mだったが、事故当時、少年は背中と腕が金属メッシュに吸い込まれ、吸引力があまりにも強かったため、頭部が水中に沈んでいた。近くで泳いでいた複数の成人男性が助けに入ったが、引き揚げられた時点で既に心肺停止の状態だった。
鑑定の結果、死因は溺死だったことが確認された。遺族は、溺死に至る過程が今もなお解明されていないことや、「原因は同ホテルのプール設備や運営などに起因している」との考えから、日本国総領事館へ「検証依頼書」を提出した。
(本記事は、ご遺族の同意のもと配信するものです。)