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ファム・ミン・チン首相は13日、「2050年を視野に入れた2030年までの国家環境保護戦略」を承認した。2030年までに環境汚染の増加傾向を食い止め、緊急の環境問題を解決し、環境の質を改善・回復することなどを目指す。
政府は、ガソリンや軽油などの化石燃料を使用する車両の削減スケジュールの策定と並行して、自転車や電気自動車(EV)、クリーン燃料や再生可能エネルギーを使用する自動車など環境に配慮した交通手段の使用を促進する。公共交通システムや大量旅客輸送システムの導入を推進し、都市における個人の交通手段の利用を制限する。
担当機関は、◇車両の排気検査の強化、◇道路交通手段の排気に関する国家技術基準導入ロードマップの策定と公布、◇燃料消費基準の引き上げ、◇環境に配慮したバイオ燃料やクリーン燃料の開発と普及などに取り組む。
各大都市では、◇公園や緑地の面積拡張、◇騒音公害の削減、◇大気の質改善、◇都市周辺の農地での野焼きの抑制、◇都市生活で使用する七輪の削減などを実施。政府は各地方、特にハノイ市とホーチミン市に対し、国の環境基準より厳しい技術基準の導入を奨励するとしている。