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外務省は、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナから退避する現地在住ベトナム人らの帰国手配を概ね完了したと発表した。
ロシア軍による侵攻が始まる前の在ウクライナのベトナム人は約7000人とされ、首都キーウ(キエフ、約800人)、ハリコフ(約3000人)、オデッサ(約3000人)などの大都市と、ヘルソン、ドネツク、リヴィウなどいくつかの小都市に居住していた。
外務省はこれまでに関連機関・組織などと協力し、ベトナム人約5200人の国外退避を手配した。このうち、約1700人が特別便で、数十人が商用便で無事に帰国した。残りはウクライナの隣国か、第三国に移動することにした。
一部のベトナム人は、個人的な理由により国外退避も帰国も望んでおらず、ウクライナに居残っている。
ロシア軍による包囲が続く南東部の港湾都市マリウポリに居住するベトナム人について、ベトナムの代表機関はこれまでに60人以上を避難させたが、市内にはまだ17人のベトナム人が閉じ込められている。