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ファム・ミン・チン首相は3日に開かれた政府月例会議で、ベトナムは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する世界の知見を参考にして適切で効果的な対策を講じ、今後はウィズコロナを新常態(ニューノーマル)化し、新型コロナを風土病(エンデミック)と見なす方針を示した。チン首相は保健省に対し、新型コロナの感染状況を正確に把握し、全国でのウイルス抗体の保有状況を研究するよう指示した。
保健省によると、これまでに新型コロナ感染者の死亡率は低下し、直近のアンケート調査で政府の感染防止対策に満足している国民の割合は96%に上る。ただし保健省は、新型コロナは今後も複雑な変化を続けると予想している。世界保健機関(WHO)は、来年までに新型コロナを収束させるのは困難との見方を示している。
政府が間もなく発表する予定の新型コロナ防疫プログラムでは、◇ワクチン接種率、◇感染者の死亡率、◇医療施設とコミュニティにおける感染者の管理・治療などについて、具体的な目標を設定する。
2021年4月の国内第4波の発生から6日までの市中感染者数は442万人余り。5日までのワクチンの累計接種回数は1億9757万1534回分となっている。