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スイス企業「IQAir」によると、ハノイ市では3日午前、大気汚染の程度を示す大気質指数(Air Quality Index=AQI)が、地域によって160〜220、市全体の平均で182となり、世界で3番目に空気が汚い都市となった。
AQIは、◇緑(0~50):良い、◇黄(51~100):並、◇橙(101~150):敏感なグループにとっては健康に良くない、◇赤(151~200):健康に良くない、◇紫(201~300):極めて健康に良くない、◇栗色(301~500):危険の6段階で評価している。
3日午前のハノイの数値182は「赤:健康に良くない」に相当する。この日、ロンビエン橋付近では午前中に濃いスモッグが発生。ロンビエン区、ハイバーチュン区、ドンダー区、この他、郊外の複数地域では一時230を超える数値が観測された。
ハノイ市環境保護支局によると、同市の大気汚染は、気温の上昇と風速の低さが原因で、大気中の汚染物質が拡散しにくい状態となっている。
なお、天気予報では8日から9日にかけて、新たな寒波が流れ込むと予想されており、これにより大気中の汚染物質の拡散と空気質の改善に繋がると見られている。