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香港上海銀行(HBSC)は先般発表したレポートの中で、2022年におけるベトナムのインフレ上昇率予想を+2.7%から+3.0%に上方修正した。
HSBCは「このインフレ上昇率はベトナム国家銀行(中央銀行)の予想値4%を下回っており、中央銀行にとって大きな脅威とはならない」と評価した。
同行によると、引き続き燃料価格が高騰しており、1月は前年同月比+1.9%上昇した。また、小売売上高も同+1.3%増加した。一方、食糧価格は安定している。
このほか、同レポートによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は続いているものの、ベトナム国内のワクチン接種率は世界でも高水準となっている。
同行は、ベトナム政府が「ゼロコロナ」から「ウィズコロナ」に戦略を切り替えたことで、消費者マインドも大きく改善するとの見通しを示した。