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保健省は27日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染流行状況評価に関する新たなガイダンスを発表した。同ガイダンスは即日発効となった。
ガイダンスによると、感染流行状況は◇新規市中感染、◇住民のワクチン接種率、◇医療対応力の3つの指標に基づき、◇レベル1(低リスク=グリーンゾーン)、◇レベル2(中リスク=イエローゾーン)、◇レベル3(高リスク=オレンジゾーン)、◇レベル4(超高リスク=レッドゾーン)の4つのレベルに分類して評価する。
「新規市中感染」は、◇地域の人口10万人当たりに対する新規市中感染者数の割合、◇酸素療法が必要な患者の割合 、◇死亡率の3つの基準で評価。旧ガイダンスでは、「新規市中感染」を1週間の新規感染者数のみで評価していた。
「住民のワクチン接種率」は、◇地域の全人口に対するワクチン接種完了率、◇高リスクグループ(基礎疾患を持つ人々や高齢者など)の2つの基準で評価。旧ガイダンスで18歳以上の成人人口に対する1回以上のワクチン接種率が対象となっていたが、新ガイダンスでは範囲が拡大され、より高い接種完了率(◇全住民:75%以上、◇高リスクグループ:90%以上)が求められるようになった。
「医療対応力」では、◇住民10万人当たりに対する感染者対応力、◇区・郡レベルでの新型コロナ病床率、◇集中治療(ICU)病床率の3つの基準で評価。旧ガイダンスにはICU病床率の基準が盛り込まれていなかった。