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グエン・タイン・ロン保健相は21日、医療業務の実施に関するオンライン会議で、これまでの2年間の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いの過程で、3000人以上の医師が新型コロナに感染し、うち10人余りが死亡したと明らかにした。
2021年1月には、北部紅河デルタ地方ハイズオン省で変異株(アルファ株)の集団感染が発生した。同年4月末から南部を中心に広がった第4波に対応するため、全国から2万人以上の医師が集められて南部に応援に入り、11か所に設置された新型コロナ感染症蘇生センターで治療に当たった。
現在、ホーチミン市では1日当たりの感染者数がピーク時に比べ大幅に減少した。南部メコンデルタ地方や東南部地方の各省・市も感染者が減少している。ただし、収束にはほど遠く、全国で1日当たり1万5000人前後の感染と150人前後の死亡が確認されている。
感染者の多くが市中感染で、オミクロン株の市中感染者も3人確認されている。オミクロン株は変異前ウイルスに比べ、ワクチン未接種者に7倍、接種者には3倍のスピードで感染するとされる。