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ハノイ市当局は、新型コロナウイルスの変異株である「オミクロン株」が確認された国からの入国者に対し、27日よりワクチン接種や感染歴の有無を問わず全員に集中隔離措置を適用していたが、この規定を廃止することを決定した。
保健省は16日、入国者に2022年1月1日から適用する隔離措置の新たなガイダンスを発表した。新たなガイダンスの適用により、1月1日から全ての入国者は集中隔離を受ける必要がなくなる。オミクロン株が確認された国からの入国者も、1月1日以降はこのガイダンスに従うことになる。
新たなガイダンスによると、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者は、自宅やホテル、リゾート、社員寮などの宿泊施設で3日間の自宅隔離を受ける。自宅隔離中は周囲の人々との接触を避け、外出してはならない。3日目にPCR検査を受け、結果が陰性だった場合、14日目まで健康観察を行う。陽性だった場合は規定に従い対応する。
ワクチン未接種、または接種が終わっていない入国者は7日間の自宅隔離を受け、3日目と7日目にPCR検査を受ける。結果が陰性だった場合、14日目まで健康観察を行う。陽性だった場合は規定に従い対応する。
18歳未満の未成年者、65歳以上の高齢者、妊婦、基礎疾患を持つ人は、当人のケアをする人と一緒に隔離を受けることが可能。ケアをする人は、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した人でなければならない。
なお、保健省は28日、英国から空路で入国した男性がオミクロン株に感染していたことを発表した。ベトナム国内でオミクロン株の感染者が確認されたのはこれが初めて。さらに南中部沿岸地方クアンナム省保健局は31日、韓国発の3便と米国発の1便でベトナムに入国した14人について、オミクロン株の感染が確認されたと発表した。これにより、国内で確認されたオミクロン株の感染者は合わせて15人となっている。