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ホーチミン市の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防指導委員会は23日に開かれた記者会見で、新暦の正月を祝う打ち上げ花火を実施しない方針を示した。これは、同委員会のファム・ドゥック・ハイ副委員長が明らかにしたもの。
ハイ副委員長はこの席で、新型コロナの流行状況は依然として複雑であるとし、世界各国で変異株の「オミクロン株」が広がっていることに懸念を示した。さらに副委員長は、市民が5K(◇マスク、◇消毒、◇間隔、◇大勢で集まらない、◇健康申告)を厳守して年末年始を迎えて欲しいと述べた。
これに先立ち、同市人民委員会は20日、新暦の新年を祝うイベントの開催計画を発表。計画によると、市中心部で大晦日にカウントダウンイベントを開催するほか、2021年大晦日と2022年元日には、◇12区、◇タンフー区、◇ビンタン区、◇ビンチャイン郡、◇ホックモン郡、◇クチ郡、◇ニャーベー郡、◇カンゾー郡で、芸術公演プログラムが催されることになっている。
ただし、いずれのイベントも感染流行レベルが、レベル3またはレベル4に上がった場合、市人民委は市直轄トゥードゥック市および各区・郡の自治体をはじめとする関連機関に対し、イベントの規模縮小または中止を求める方針。イベント開催に際しては、人流や参加人数に制限を設けるなどして感染予防対策を実施しなければならない。