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ハノイ市共産党委員会常務部は13日、関連機関に対し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が1日当たり2000〜3000人に増加することを想定したシナリオを策定するよう指導した。
同市では最近、市中感染者数が急増しており、13日には24時間の新規感染者が初めて1000人の大台に達して全国最多を記録。市は新型コロナが依然として制御下にあると強調したが、関連機関に警戒を強めるよう促した。
新たな対応策の策定に合わせ、新型コロナ治療においては、公的・民間を問わず医療施設を徴用し、定年退職した医師や看護師、医大生らを動員する。
市はワクチン接種を受けていない人々、特に基礎疾患のある人々や、12~17歳の未成年者向けのワクチン接種を優先して手配する方針。
各区・郡・町の地方自治体は、より高いレベルでの新型コロナ対策の実施、また傘下の全ての街区・村レベルの行政区で感染者の自宅治療・接触者の自宅隔離を実施すべく準備を行わなければならない。
クリスマスと正月が迫る中、各レベル自治体は管轄地域内の宗教施設などに対し、大人数での集まりを自粛し、オンライン形式で礼拝などの儀式を行うよう働きかけていく。
なお、同市では10月11日から12月13日午後6時までの間に、約1万5000人の感染者が確認されており、市内の封鎖エリアは12月14日時点で37か所を数える。