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北中部地方クアンチ省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防指導委員会は10日午後、省内の女子高生が新型コロナウイルスワクチンを接種して7日後に死亡したことを明らかにした。未成年向け接種後の死者としては、これが国内5例目となる、
死亡したのは、同省チエウフォン郡(huyen Trieu Phong)にあるグエンフータン高校に通う高校3年生の女子生徒N・T・N・Nさん(17歳)。Nさんは12月2日に地元の保健センターで、米ファイザー(Pfizer)製ワクチン(使用期限2022年2月)の接種を受けた。
接種から25分、Nさんは健康観察中にアナフィラキシーショックを発症し、医療チームが応急処置を施した。しかし、症状に改善が見られなかったため、施設が整った病院に搬送することになったが、Nさんは搬送中に心肺停止状態となった。
Nさんは同日午後、クアンチ省総合病院の救急治療室に搬送されて心肺蘇生法による治療を受けた。Nさんは血栓症を起こしており、ワクチン接種から7日後の12月9日に死亡した。
ワクチン接種が行われた保健センターの責任者は、接種プロセスは全て保健省規定に基づいたもので何ら問題はなかったと説明した。
なお、Nさんと家族はスクーリング検査の段階で、Nさんに抗生物質によるアレルギー歴があることを伝えており、医師はワクチン接種の際は慎重に検討するようアドバイスし、もし接種する場合は地区レベルの病院で接種するよう伝えていた。
しかし、家族は早期のワクチン接種を希望し、地元の保健センターに接種を依頼。今回のケースは、保健省ガイドラインに引っ掛かるようなものではなかったため、保健センターの医師が規定通りのプロセスでワクチン接種を行ったが、Nさんはアナフィラキシーショックを起こして、その後、死亡してしまった。