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ブー・ドゥック・ダム副首相は、8日に開かれた保健省など関連機関との会合で、ベトナムに入国する越僑(在外ベトナム人)や外国人専門家の取り扱いについて指導し、「新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、検査結果が陰性の入国者は、集中隔離ではなく自宅での隔離と健康観察で対応すべき。ワクチン接種を受けていない入国者については、適切な隔離施設を手配し、ワクチン接種も手配する」と述べた。
これには、テト(旧正月)が近づいていることで、在外ベトナム人らの帰国需要が今後急増すると見込まれていることが背景にあり、保健省は15日までにベトナムに入国する人々の隔離・健康観察に関する新たなガイダンスを発出することになっている。
ダム副首相はこの席で、市中感染は続いているものの、ベトナムは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を概ね制御しており、国民のワクチン接種率も高いことから、関連機関は今後、入国者を取り扱っていく上での考え方を根本的に変える必要があると指導した。
新型コロナが発生して以降、ベトナムはこれまでに20万人超の外国人専門家やエンジニア、高技能労働者を受け入れてきた。
なお、8月から適用されている保健省規定によると、検査結果が陰性で、なおかつ十分なワクチンを接種済み、または新型コロナに感染したことがあり、権限のある機関・組織から発行された完治証明書を有する入国者に対して、7日間の集中隔離と、続く7日間の自宅健康観察が適用されている。