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11月21日に有料運行を開始したハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(ドンダー区カットリン~ハドン区間)のカットリン駅で7日午後、信号機故障で約30分間運行が停止された。同路線を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)は、運転再開後に「抜き打ち訓練だった」と説明した。
カットリン駅では7日午後6時半ごろ、乗客に対し、事故が発生し運転できなくなったため、運賃の払い戻しとバスの振り替え輸送を行うとの放送があった。駅にいた30人余りの乗客のほとんどは、バスを使わず払い戻しを受けた。
信号機故障は30分余りで解決し、午後7時10分に運転が再開された。この間、イエンギア駅とトゥオンディン駅の間では運行が続いていた。
ハノイ・メトロのブー・ホン・チュオン社長は、「運転再開後にハノイ市交通運輸局の幹部から電話があり、システムの安全評価をするコンサルタントが実施するよう勧告していた抜き打ち訓練だったことを知らされた。驚いたが、運行後初めての事故ではなかったことにほっとした」と語った。
チュオン氏によると、信号機故障は鉄道運行時に発生する63種類のシチュエーションの1つで、職員らは正式運行の開始前に訓練を受けており、今回もマニュアルに従って対応できたという。