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韓国統計庁は8日、2020年における外国からの帰化者や韓国人の外国人配偶者、その子どもを含む多文化世帯の人口統計を発表した。
2020年における全体の多文化婚姻数の件数は前年比▲34.6%減の1万6177件だった。全体の婚姻数に占める割合は7.6%で▲2.7%減少した。
多文化婚姻では、妻が外国人であるケースが66.4%と最多を占めており、うち妻の配偶者の出身国・地域でベトナムは23.5%を占め5年連続でトップとなった。ベトナム人夫の割合は3.1%で、こちらは5年連続の3位となっている。
一方、全体の多文化離婚の件数は、▲12.0%減の8685件だった。全体の離婚数が▲3.9%減の10万7000件だったことを考慮すれば、多文化離婚件数は大幅に減ったといえる。
多文化離婚件数を妻の出身国別でみるとベトナムは28.6%を占め、中国(34.9%)に次ぐ多さとなった。ベトナム人夫は1.4%を占め、中国(12.8%)、日本(3.9%)、米国(2.9%)に次いだ。
また多文化家庭における子どもの母親の出身国をみると、ベトナムは38.8%と11年連続の30%台かつ最大を記録した。父親の出身国は、中国(7.0%)、米国(4.8%)、ベトナム(3.6%)の順となった。