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ホーチミン市交通運輸局は同市人民委員会に対し、ホーチミン市内における交通渋滞緩和に向けた中心部乗り入れ自動車からの通行料徴収計画案の策定を再提案した。
この背景には、官民連携(PPP)投資法が2021年1月1日に施行されたことに伴い、ティエンフォン技術[ITD](Innovative Technology Development Corporation)が同案件についてBLT(建設・リース・譲渡)方式での実施を新たに提案したことがある。計画案の策定に係る費用はITDが負担する。
予備提案によると、対象地域は、◇ホアンサ(Hoang Sa)通り、◇グエンフックグエン(Nguyen Phuc Nguyen)通り、◇2月3日(3 thang 2)通り、◇レホンフォン(Le Hong Phong)通り、◇リータイトー(Ly Thai To)通り、◇グエンバンクー(Nguyen Van Cu)通り、◇ボーバンキエット(Vo Van Kiet)通り、◇トンドゥックタン(Ton Duc Thang)通りに囲まれた1区・3区・10区(一部)の中心部一帯となる。
対象地域に料金徴収ゲートを設置し、ノンストップ自動料金収受システム(Electronic Toll Collection System=ETC)を用いて通行料を徴収する。投資総額は2兆2740億VND(約114億円)の見通し。
交通運輸局は計画投資局に対し、ITDの計画案に関する手続きをサポートするよう要請した。
同市人民委員会は2010年に中心部乗り入れ自動車からの通行料徴収に関するITDの提案を承認したが、この提案は市民と専門家から猛反対を受けて棚上げとなっていた。同案は調整を経て2019年に再提出されたが、承認には至っていない。
9月中旬時点のホーチミン市の車両登録台数は約840万台で、このうち自動車が80万6000台、バイクが760万台となっている。