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ベトナム労働組合総連盟は11日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波で犠牲となった組合員を親に持つ16歳未満の未成年者を支援すべく、預金証書を寄贈すると発表した。
父親または母親のいずれかを新型コロナで失った場合、1000万VND(約4万9000円)の預金証書、両方の親を失った場合(もともと父子・母子家庭だった場合も含む)は2000万VND(約9万8000円)の預金証書を贈る。
労働組合総連盟によると、9月24日時点で、コロナ禍で犠牲になった組合員を親に持つ16歳未満の未成年者の数は571人(うち父親と母親の両方を失ったのが16人)となっている。
寄贈する預金証書は、生存している親、または合法的な保護者が保管することとし、利息は新学年度、またはテト(旧正月)の際に引き出して子供たちに渡す。子供たちが満18歳になれば、預金証書を自分で保管することが可能。
なお、ホーチミン市教育訓練局が9月14日に開かれた同市人民評議会との会合で明らかにしたところによると、新型コロナの国内第4波で最も深刻な被害を受けている同市では1500人以上の学生が新型コロナにより、父親か母親または、その両方を失ったという。