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国際原子力機関(IAEA)は20日から24日まで、本部を置くオーストリアのウィーンで第65回総会を開き、ベトナムを2021~2023年度の理事国の1か国として選出した。
IAEAの理事会は35か国の理事国によって構成され、このうち日本を含めた13か国は指定理事国、残る22か国は各地域から選出される選出理事国として、機関の任務を遂行する。今回、理事会の次期議長国として韓国が選出された。韓国が議長国を務めるのは1957年に加盟してから初めてとなる。
2020~2021年度にベトナムはIAEAとともに国家レベルのプロジェクト6件と地域レベルのプロジェクト10件を展開している。ベトナムは今後、ラオスとカンボジアと協力し、IAEAの東南アジア地域における技術協力プログラムの焦点の1つである原子力技術の応用に関する三者協力協定を実施していく計画だ。
IAEAは、国際連合(国連)の保護下にある自治機関として1957年7月29日に設立された。原子力の平和的利用を促進するとともに、原子力が平和的利用から軍事的利用に転用されることを防止することを目的としている。2021年現在の加盟国数は172か国となっている。