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地場ナノゲン社(Nanogen、ホーチミン市)はこのほど、インド科学技術省傘下のトランスレーショナル・ヘルス・サイエンス・アンド・テクノロジー・インスティチュート(THSTI)との間で研究協力に関する覚書(MOU)を締結した。
これにより、THSTIはナノゲン社が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」の免疫原性を評価する。THSTIはインドを代表する研究機関で、ワクチン試験用の最先端の研究施設を擁し、医学に関する重要な研究活動を行っている。
THSTIによる客観的な評価は「ナノコバックス」の品質確認に役立ち、ナノゲン社が同ワクチンの緊急使用許可を申請するための重要な基盤となる。
なお、国家医学研究道徳評議会は「ナノコバックス」の第3a期臨床試験の中間結果報告を承認した。この結果を受けて研究グループは、1万2000人を対象にした第3b期臨床試験の実施と、ワクチンの条件付き緊急使用許可を提案している。