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ホーチミン市ニャーベー郡が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染制御の基準を満たしたという。同市感染制御作業評価検査チームの報告書で明らかになった。
これを受けて、検査チームはホーチミン市新型コロナウイルス感染症予防指導委員会に対し、ニャーベー郡の感染制御を宣言するよう提案している。同市ではこれに先立ち、7区、クチ郡、カンゾー郡の3区・郡が感染制御基準を満たしており、ニャーベー郡が4か所目となる。
ニャーベー郡では、8月23日から9月12日までの3週間に、1週間あたりの新規感染者数が2756人(1週目)から1144人(3週目)へと▲58%減少した。また、同期間中に約32万7000件のPCR検査を実施した結果、陽性率は1.7%となり、直近14日間の1日あたりの陽性率も低下傾向にある。
ホーチミン市南部に位置するニャーベー郡は人口20万6000人余りで、7区、ビンチャイン郡、カンゾー郡、南部メコンデルタ地方ロンアン省カンズオック郡、東南部地方ドンナイ省ニョンチャック郡と境界を接している。新型コロナの第4波では、郡内で20日までに計1万4019人の市中感染者が確認されている。