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万国郵便連合(UPU)主催の第50回世界手紙コンテストで、ハノイ市のグエンフイトゥオン中学校4年生(日本の中学3年生に相当)のダオ・アイン・トゥーさんが3位を受賞した。コートジボワールのアビジャンで8月27日まで開かれた第27回万国郵便大会議の閉幕式で発表された。
今回のテーマは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するあなたの経験について家族に手紙を書きましょう」だった。トゥーさんは、新型コロナの治療中の母親から生まれた赤ちゃんに宛てて手紙を書いた。
トゥーさんはある時新聞で、医療隔離区域で生まれた赤ちゃんの記事を読んだ。母親は東北部地方クアンニン省の病院で治療を続け、赤ちゃんは病院のスタッフにケアされているということだった。「この話を読んで、病院の医師やスタッフの真心に心を打たれました。困難で危険な状況にあっても人間は素晴らしいことができると感じました」とトゥーさんは語る。
トゥーさんの手紙は今年5月に開かれた国内大会で1位となり、英語とフランス語に翻訳されて世界手紙コンテストに参加していた。ベトナムがこのコンテストに参加したのは今回が33回目で、奨励賞5回を含め3位以内に入賞したのは16回目となった。